日々の出来事 〜Diary〜
#578 マニア 2011年03月26日(土)00時43分
地震で、すっかり書く機会を失っていたが、しばらく前に、知人からグリーンオリーブを安く分けてもらった。オリーブが大好きな私は、期限が切れているのなんか気にしない。それほどヤワに出来ていないのだ。
この機会に、以前から欲しいと思っていた「オリーブの種抜き器」を購入した(写真@)。 くぼみにオリーブをセットしてハンドルをギュッと握ると、スポンと種が抜ける。オリーブを刻んだり、輪切りにしたりする時に便利。抜いた跡が、十文字になるのが可愛い(写真A)。アンチョビやパプリカをこの穴に詰めたスタッフドオリーブも出来る。
ひとつの機能しか持たない調理器具を買うのには、何年も迷う。無駄な買い物と思いつつ、やっと思い切って買うので、愛しいのである。 家電と違って、一度買えば一生モノ。ものは考えようである。
銀杏の殻剥き器(写真B)も、秋になると活躍する道具だ。 この他に、ワインを開ける時、アルミ部分をキレイにカットするフォイルカッターも、重宝している。 大根がシャキシャキにおろせる鬼オロシ。味噌が適量すくえてそのまま鍋で溶くことができる道具。なくてもいいようなものだけれども、あるととても便利な台所用品を使うとき、少しだけ気持ちが和む。
そう言えば、子供の頃、母が使っていたワッフル型なんか、今どこにあるのかな。ケーキの型も、プリンやゼリーの型も、ホットケーキを焼いてくれた重い鉄のフライパンも、母の台所には、今思えば本当に懐かしい道具がいっぱいあった。そこから魔法のように、いろんなものが出来上がるのを、いつも母の隣で見ていた。
どっちでもいいような道具を持っていたりする私を見て、友人は感心してくれるのだが、本当はそんなことに情熱を燃やす、紛れもないヘンタイなのである。
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