日々の出来事 〜Diary〜
#540 旅の思い出 2011年01月12日(水)00時06分
羽田空港のターミナルから、虹色の朝焼けが見えた。 今回は、とにかく旅程を楽しむことにしていたので、普段なら就寝する時間に起きることも、早朝、1℃の寒さの蒲田を歩くのも、苦ではなかった。 飛び立った飛行機の窓から、スカイツリーがひときわ大きく見える。 神戸空港は海の中だ。三ノ宮へ向うポートライナーは、座席が進行方向と逆向きで、この手の乗り物にヨワい私にはちょっとドキドキだが、夜は夜景が素敵だろうと、すでに帰路を想像するのであった。 そういえば、正月を神戸で過ごしたのは、3年前か、4年前か・・・。 当時は、しょっちゅう旅をしていて、関西方面には年に何度も足を運んだ。故郷の倉敷にも、何かと用があったので、結局毎月のように東京を留守にしていたわけだ。そんな暮らしが、いつまでも続いていくのだと思っていた。 ポートアイランドタワーを遠くに見ながら、その頃の記憶が蘇ってきた。その他、久しぶりに訪れた街でも、駅前にしばらく佇むのである。無意識に忘れようとしていた記憶。自分を守るために、「デリート・キー」を押したのだね。やっと今、それらのことを「思い出」と受け止めることができたような気がする。 帰路、飛行機から見下ろす神戸の夜景は、想像以上に素晴らしかった。ANAの機内誌の、『翼の王国』は好き。読みながら世界中を旅する気分になれる。いい気分になって、ビールを頼む。 やっぱり旅はいい。
|
■今日 □表示中
|