日々の出来事 〜Diary〜

#825 今再びの

2024年02月17日（土）22時53分

ドキドキしながらこの更新を行っている。
長い年月を隔てて、今果たしてこのカレンダーがキチンと対応してくれるのかどうか。
きっかけはこうである。
縁があって、「ぺんぷらざ」という同人誌に投稿し始めて数年。3ヶ月に一度の刊行で、毎回テーマが与えられる。ただただその場の思いつきだけを書き散らかしてきただけの私にとって、この「お題」といったものはなかなかに新鮮な経験なのだが、時には何も思いつかないこともある。日々の忙しさに紛れているうちに、締め切りのメールが届く。いよいよ切羽詰まった時に、参考までにと開くのがこのホームページだ。
我ながら、なかなかうまいこと書いてるではないかと、驚くのである。
この頃は、ライブの回数も少なかった。バイトもしていたものの、自宅で母から委託されて織物を織って過ごすことが多く、時間はたっぷりあった。パソコンに向かって文章を書く時間が、自分と向き合う楽しいひと時であった。
今や時代が変わった。投稿と言えば、SNSやインスタグラム。写真をアップして、ひと言つぶやけば完了だ。「いいね」や「チャンネル登録」を増やすことが目的だけかと、じつにツマラナイ時代になった。
過去の文章を読みながら、そういえばあんなこともあった、こんなこともあったと思い返すのである。あからさまに書いていないものの、苦しかったり、寂しかったりした胸の内が蘇ってくるのである。まさに魂の叫びだ。
こんな文章を、今また私が書けるか、正直わからない。少なくともこの頃は、毎日のように書いては見直し、その繰り返しだった。そうして培ったものが、少なくとも書く力となっていったのだと思う。
幸い、このページを閲覧する人は誰一人いないと思われる今、また改めて自分に向き合う時間を作っても、損にはならないはずだ。2月は事始めの月。さてこんな古風な暦を持ち出したのには理由があるが、それはまた次回に書くことにする。