日々の出来事 〜Diary〜

#796 告白あるいは言いわけ

2016年06月06日（月）01時37分

とても長い間、このページを更新していなかった。
せめてライブの曲目だけでもとリクエストいただいたこともあるが、なかなか本番当日にPCの前に座ることができず、それならと移動中にスマホからちょいちょいと書き込んだりすることができないタチで、相変わらず古い人間のままでいる。
それよりも本当のことを言うと、1年近く前、とてもつらいことがあった。
気が付くと、知らずハラハラと涙を流し、絶望して、いっそこの世からいなくなりたいと思ったこともあった。
更に本当のことを言うと、今もこの状態は続いていて、ちょっとしたきっかけがあると、その苦しみが私を襲ってくるのである。
幸いなことに、私には歌うという機会があり、シャンソンの内容にシンクロさせては、歌にリアリティが加わるのではないか、あるいはこれも人生の経験のうちだと考えたりもし、また明日を生きる糧と思いこませたりもしたが、すべては空しい。悲しみは、たやすく忘れることはできないものだと、知らず知らず忘れようと努力してきた1年という歳月が、まるでついこの前のことのように感じられる。
このページを更新すれば、その心境を吐露することになること必至で、受け入れ難いその事実をも認めることになる。
いつも明るく、人に希望を与える存在でありたいと願う気持ちとはまったく遠いことで我ながら実に情けないかぎりであるが、やっと、やっと、ここに書き記す気持ちになりました。
すこーし、自分をラクにしてみようと思えてきたのだと思います。