日々の出来事 〜Diary〜
#790 こっそり更新 2015年07月21日(火)23時36分
今年の岡山パリ祭も終了しました。お出でくださった方々、本当にありがとうございました。 シャンソンの祭典、パリ祭と関って5年。毎年、実に貴重な体験をさせていただいています。 今年はピアフ生誕100年ということで、ピアフ関連の曲1色でまとめられたステージ。私のソロは『サントアンからクルニャンクールまで』と、ベコーの『ナタリー』。 実は私のレパートリーの中で、ピアフの曲はあまりなくて、『サントアン〜』は、急きょ覚えた曲でした。ピアフの半生を歌ったような内容で、アップテンポの明るいメロディ。いつもだと、ひとつの歌を覚えたら、何か月も、あるいは何年もかけて歌いこんで自分のものにしていくのだけれど、今回は2ヶ月半ほどしかない。ヒマさえあれば、それこそ掃除機をかける時もシャワーを浴びる時も道を歩きながらも、聴いて、口ずさんで、繰り返し歌い返してみました。言葉数も多い歌詞。以前から苦手だった1拍三連の連続の課題曲ともなりました。音楽は算数だとは、歌に携わるまで考えられなかったこと。電卓片手に譜面に向き合ったりもしました。 そのおかげで、なんとか本番に間に合ったようなことでしたが、まだまだ自分のしっくり身に馴染んでいくには年月がかかることでしょう。長年歌っていきたいレパートリーとなりました。 毎回パリ祭の出演にあたって、一番感じるところは、大勢のスタッフの方の心配り。細部にわたって行き届いた対応は、ただ歌うことに集中できるという環境を作ってくれて、本当に有難い限り。それが、出演者や地元の実行委員の方たちにも、いい空気を作ってくれているんだと、長年続いているこのイベントの真意を考えたりできるようにやっとなった、今年のパリ祭。また出来るなら来年も、この環境に身を置かせてもらいたいナァとしみじみ思うところで、気が付いたら梅雨もあけて夏本番。今度の日曜日は荒井洸子さんとボンボン出演です。NHKホールでの洸子さんの歌、今年も魅了されました〜!久しぶりのシャンソニエ、お客さまにも楽しんでいただけたら嬉しいです。
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