日々の出来事 〜Diary〜
#750 走馬灯 2012年08月24日(金)01時15分
昔読んだ本を、また読み返してみている。 振り返ってみれば、いわゆる「女の一生」というような小説が好きだった。中学生の頃は、遠藤周作に凝ったり、その後も谷崎潤一郎や宮尾登美子などを読み漁ったものだったが、実際は、こんな人生が果たしてあるものなのかしらんと、いわば絵空事のような気持ちで読んでいたのだろうと思う。 時を経ていま、古びたページを改めてめくってみると、描かれているのは、まさに私が辿ってきた道なのではないかと思うほどの現実なのであった。 よく「○○前、○○後」などと言われるが、我と我が身を振り返って、実に数えきれないほどの「○○」を経験してきたものだ。このぶんでいくと、おそらく死んでいくときも、「ああ、あの小説どおりだった」と、振り返ることだろうと思う。
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