日々の出来事 〜Diary〜
#723 ポーラ美術館 2012年04月09日(月)11時03分
箱根のポーラ美術館は、何度も訪れているお気に入りの場所だ。 前回訪れたのは、藤田嗣治の晩年の作品を集めたコレクションの展示だった。 洗礼を受けて、レオナール・フジタと改名した心境をも、受け取れるようなレイアウトで、まったく時間が経つのを忘れた。 今回のタイトルは「印象派の行方」。 実は印象派は、特別好きというわけではない。日本人が騒ぎすぎるせいもある。それでも、のちのポスト印象派やキュビズムの時代へ牽引する、重要な役割を担っているに違いない。 今回の展示は、印象派だけでなく、その前後の時代にも焦点をあてて、ポーラの膨大なコレクションを誇るものだった。 近頃は、一人の画家や時代をテーマにするだけでなく、もっと多角的にとらえた展示法が用いられる美術展が多いようだ。ますます美術館通いが楽しみになってきた。
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