日々の出来事 〜Diary〜

#721 今年もフィギュア！

2012年04月01日（日）02時22分

フィギュア世界選手権。
スポーツ音痴な私が、唯一燃えるシーズン。クライマックスに、やってくれました男子フリー。
ショートでは、どの選手も混迷を極めた4回転を、フリーでは次々と決めるなか、高橋大ちゃん、素晴らしい演技でした。
精神力の強さもさることながら、ブルースという斬新なレパートリーをみごとに完結して、既存のフィギュアから、新しいジャンルを完全に確立した瞬間でもありました。
思えば6年前。初めてのオリンピックで世界の壁を見せつけられたときのことを、私は忘れることができません。
失敗の連続。その悔しさをバネにしてきたんですね。そして右足の手術。再起不能と言われながらのリハビリから、あらゆる意味で強さというものを身につけたのですね。
そして今日一番は、メダルが確定した後のインタビューでした。皆が大ちゃんのステップを真似するようになっちゃったけど、所詮はコピー。やっぱりオリジナルにはかなわないということなのですね。
穏やかな笑顔が、この選手のすべてを語っているような気がします。明瞭なコメント。演技と、人間性と、一致しているという清々しさに、心から嬉しくなってしまいます。

あ、ちなみに私は大ちゃんと同郷なので、応援したい気持ちがついほとばしってしまいました。羽生くんの演技に号泣したのは、私だけじゃなかったよね。
才能や技術よりも、根本は人間性なんだね。