日々の出来事 〜Diary〜

#719 タートルズバーガー

2012年03月26日（月）02時55分

渋谷に不思議なハンバーガーショップがある。
地味な外装。目指していても、うっかり見落としてしまいそうだ。「営業中」とのプレートに励まされながらドアを開ける。
内装は、「アメリカン」といえばいいのか、「なんの変哲もない」というべきか迷う。
突き当たりのカウンターで注文。およそ愛想のないおじさんが、番号札を渡してくれる。このあたりで、普通のチェーンのハンバーガーショップでないことがわかるが、席について待つこと15分。おじさん一人、ないし二人できりもりしているお店のようで、それでも順調に仕事をこなしている様子。
やっと来たハンバーガー。ゴマつきバンズと、パテ、厚切りトマト、レタス、ミートソース。そしてプリプリのエビが色を添えている。
食べ応えもあり、それでいて全体にやさしい味。いかにも手作りの感が伝わってきて嬉しくなる。これなら多少の待ち時間も納得。
そしてセットのポテトフライ。クシ切りの、塩が利いたポテトが絶品。出来立てアツアツで、食べきれないかも？と思う量ながら、いつも食べきってしまう。
普段から、基本外食はしない。ましてやハンバーガー自体、さほど食べる機会がないが、久しぶりにハマってしまったお店。
ちなみに、そういえば具材が似ているナァと、確認するためにモスバーガーを食べてみたが、満足感、後味感、共に比較にならなかった。おまけに値段もモスより安い。
近頃チェーンの店ばかりが台頭しているが、こんな個人商店の味を知ってしまうと、チェーンは所詮インスタントの味。飽きないで、忘れ難いもの。これをロングセラーと言うのだろうな。書いているうちに、また食べたくなってしまった。