日々の出来事 〜Diary〜

#717 サロン・ド・シャンソン

2012年03月19日（月）02時40分

バルバラ特集の再講が催されるというお知らせをいただき、「サロン・ド・シャンソン」に参加させてもらった。
通常、ひとつの曲を覚えて歌うまでに2〜3ヶ月を費やすものだが、去年はバルバラの新曲をずいぶん増やした。それだけバルバラにハマっている。
講義はとても興味深い内容で、厭きることのない時間があっという間に過ぎた2時間だった。年表だけでは伝わらない、ひとりの歌手のことが、まざまざと浮き上がってくる。『いつ帰ってくるの（Dis！ Quand reviendras-tu?）』の背景についての話も、胸にじんと来るものがあった。
人が背負う苦しみを、歌に歌うことで、救われもし、また一方で己を苦しめる。