日々の出来事 〜Diary〜
#642 『コクリコ坂から』から〜 2011年08月24日(水)02時51分
「コクリコ坂から」見ました。 この国が、活発で、ヤミクモに前を向いて進んでいた時代。たとえば安保闘争だって、知らない私たちからすれば、ちょっと憧れたり、嫉妬したりするもんだ。純粋に、貫いていくことの潔さ。 考えたら、徒党を組んで、正しい方向へ行けるなんて、いまや世界中探しても皆無かも。イギリスの暴動しかり。リビアだって、あ、日本の政党もか。 そんな夢のような時代への憧憬を、ただひたすらに描ききったね。隣のギャル達は、「わかんなかった〜」と言いながら帰って行ったが、当たり前だ。 ガリ版のインクの臭いや、ローラーの重さ、釜で炊くご飯、オート三輪・・・。かろうじて見聞きしている世代の私には、その映像をくい入るように見るだけで精一杯。ストーリー?そんなのは、あらすじと評価見てお終いでしょ、ギャル達は。 おまけに、エンドロールの手嶌葵の歌声が、この映画の何もかもを持って行ってしまった。皆が評価するジブリ映画には、そろそろ厭きたよ。このくらい、観客へ丸投げしちゃった提示の方法も、私は好きです。
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