日々の出来事 〜Diary〜

#636 こんな恋のはなし

2011年08月09日（火）02時43分

1週間、胃痛に悩まされている。
どんな国へ行っても、何を食べても平気。胃腸が丈夫なのがウリだった私が、初めて胃痛を体験したのだった。
先月の、風邪薬の後遺症ではないかと思う。コンサート前に声が出なくなって、大量の薬を服用した。普段、薬などとはまったく縁がないので、胃がビックリしたのかも知れない。気が遠くなりそうな痛みも、やっと治まってきた。
と思ったら、今度は声が嗄れてきた。
しゃべる声がツラい。歌っても、ハスキー＆ウィスパーボイス。これではどうにもならない。風邪が治りきってないのかも。

5年ぶりにひいた風邪。
出るはずの声が出ないモドカシサは、他の人にはわからないだろう。たとえば手足の1本や2本動かなくてもいい。私など、歌えなければ、この世に生きている価値などないくらいの、ちっぽけな存在なのだ。

もっとも、胃痛だって、今までどんなにツラいものなのか知らなかった。胃腸薬のCMが、やたらと気になったりする。何事も、体験してみないとわからないものだ。


初体験は常に、悦びと哀しみを伴う。
知らなかったことを体験する悦び。そして、知らなかった今までの自分への羞恥。
今夜はバルバラの恋の歌を聴きながら、号泣してしまった。

心身共にアブナイね。
これは用心しなければ・・・と思っていたところ、テレビで占いのコーナーをやっていた。占いの類が大嫌いな小心者の私。すぐにチャンネルを変えるところが間に合わず、とうとうワーストワンの星座までいってしまった。よりにもよって、そんな時に自分の星座がワーストワンだったりする。これにはちょっと笑ってしまったけれどね。