日々の出来事 〜Diary〜
#623 梅雨明け 2011年07月10日(日)01時18分
さすがに暑くてクーラーをつけた。 20分もしたら、もう寒い。よくよく冷房が苦手な体質になってしまった。 その代わり、部屋では扇風機と行動を共にしている。ほとんど裸に近い格好で過ごす。
ネットで注文した牛すじ。震災と風評被害の影響で、1ヶ月以上たっても届かないのを、昨日キャンセルした。この暑さではさすがに煮込みはNG。 その分、やっぱり夏は天ぷらだ。揚げると美味しい夏野菜。蕎麦やうどんと共に揚げたての天ぷらを食べると、元気いっぱいになる。
常備菜は、少し涼しくなった夜中に調理する。 今夜はにんじんと大根を、サッと茹でてサワー漬けにした。ズッキーニはオリーブオイルで炒めて麺つゆに漬ける。ニンジンの葉っぱは刻んでキンピラ風に。明日起きたら、そうめんでも茹でて一緒に食べよう。
それにしても、今年は夜中を過ぎると、例年よりも涼しいと感じるのは私だけかな? 皆がエアコンを控えたり、節電したりしているので、夜中でも熱がこもってしまう、いわゆるヒートアイランドが少しは緩和されていたりするのではないかと、希望的に推測したりする。
以前、この日記でも紹介したことがあるが、石川英輔著『2050年は江戸時代』というファンタジックな小説がある。 そこでは、電力も崩壊して、行灯やロウソクで暮らす近未来の日本が描かれている。消費できるだけの作物を作り、人々はムラや自治体の単位で、支えあって暮らしているという、江戸マニアにとっては垂涎のフィクションだ。
設定も構想も、まったく仮想の世界だ、と思っていたけれども、今となっては、あながちそうだとも言えないかもしれない。 近代化を極めた都市を、人々が自然発生的に捨てていく。廃墟となった東京。かつて昼間のように明るい夜があったことを、老人が子供に話して伝える。 そこでは政府があったことも伝説だ。 日本は、地方自治、あるいは個人のモラルだけで、充分にやっていけるという。 これはまさに、現代の話ではないか。
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