日々の出来事 〜Diary〜
#560 タクシー 2011年02月25日(金)03時05分
財布をなくした。 深夜乗ったタクシーに忘れたらしい。中の診察券を手がかりに、タクシー会社が連絡してくれたのだが、実は、その電話があるまで、財布がないことにすら気がついていなかった。我ながら、粗忽にもほどがある。 訊いたところ、現金もカードも無事のようだ。着払いで送ってくれるという。素晴らしい国だ。こんなおっちょこちょいの私でも暮らしていける。
タクシーと言えば、その前日乗ったタクシーではこんなことがあった。 メーターどおりの料金を払って、帰宅してから気が付いた。迎車料金を忘れていたのだ。領収書には加算した金額が記されている。追跡して300円を支払うことも考えたものの、言わなかった方も悪いのではと思いつつ、そのままにしている。誠に面目ない。
初めてバンコクを訪れた時、乗ったタクシーでのこと。 指定した百貨店へは向わず、高速道路に乗って、郊外のショッピングセンターで降ろされた。仕方なくタクシー代金を支払って、街に戻ろうと乗り換えたタクシーでもまた、法外な金額を要求される。 命が無事でヨカッタと思いつつ、今でもバンコクではタクシーに乗る度に緊張する。 新しいスワンナブーム空港のタクシー乗り場では、以前のように白タクが横行することはなくなって、きちんとデスクが設けられた。ヤレヤレ、これでトラウマから脱出できると思いきや、やっぱり街でひろうタクシーは相変わらず。チョロチョロお釣りをゴマかしたり、目と鼻の先の距離なのに、高い値段をふっかけてきたり、まったく油断がならないのである。
そう言えば、財布を忘れたタクシーの運ちゃん、端数をオマケしてくれたナァ。やっぱりこの国は素晴らしいよ。 独裁もデモもないしね。
|
■今日 □表示中
|