不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#548 ラオス旅行記 食べ物編
2011年02月03日(木)11時41分
ラオスには、美味しいものがたくさんある。
朝方、にぎわう市場を、ウロウロと歩き回るのは楽しい。

肉類においては、牛、豚、鶏、鴨、その内臓、その卵、あるいはカエル・・・魚介類は海老やカニ、貝にいたるまで、日本の食材に勝るとも劣らないだろう。
玉ねぎや空芯菜、パクチーといったお馴染みのものはもとより、さまざまな種類の野菜や果物が、うず高く積まれている。いったいこれは何?と訊ねたらバナナの花の蕾だそうで、どんな味なのか興味津々、想像しながらも、狭い通路を縫うように歩く。
唐辛子やニンニク、カーと言われるショウガ、スパイスの類・・・。食材であふれていながらも、一つとして、余計なものはない。必要なものを、売る。潔いのである。
そして、ラオスの朝食として欠かせないのが、フランスパンだ。

朝、道を歩けば、至るところでフランスパンのサンドイッチが売られている。
ベトナムでいうとバインミー。ラオスではカオチーというらしい。フランスの植民地の名残りで、朝の市場では、香り高いフランスパンが山と積まれて売られている。
このパン、ベトナムでは、フランスのバゲットに近いが、ラオスのパンは砂糖でも加えてあるのか、口当たりが柔らかく、少しもっちりとした食感だ。
注文が入ると、炭火でこんがりと焙る。縦に切れ込みを入れたら、ハムや野菜を挟んでゆく。千六本に切った大根やニンジンを酢漬けにしたもの、パクチーやネギも入る。極めつけはニョクマムで味付け。この前などは、スイートチリソースがたっぷり入っていて、これはこれで美味しいものだった。その他、スクランブルエッグだけを挟んだ店もある。

このサンドイッチと並んでよく食べたのは、ラープと呼ばれるひと皿。「ひき肉のサラダ」とも言われる。
ひき肉を炒めたら、そこにニンニクやショウガ、紫玉ねぎのミジンや、唐辛子、パクチー、ミントなどを混ぜてゆく。味付けはナンプラー、ライム。ひき肉も、牛や豚、鶏などさまざまだが、中には、半生の内蔵のラープもある(一昨年は、その後お腹がヤバかった)。魚のラープも、あっさりしていて良かったが、いずれも炒り米をすりつぶしたものが混ぜられていて、香ばしさが感じられる。
これを、カオニャオという、もち米を蒸したものと一緒に食べる。カオニャオを一口大つまむ。指で薄くて丸い形につぶしていく。そこにラープを挟んでは、口に運ぶ。
ビアラオを飲む。地上の楽園である。


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