日々の出来事 〜Diary〜

#533 褒美

2010年12月28日（火）03時02分

フィギュアスケートを見て、勇気リンリン。
ビールの酔いにまかせて、かねてより見なくてはならなかったDVDをやっと見た。
先月の、ふるさとコンサートの録画だ。
ずっと前は、コンサートやライブ、シャンソニエなど、歌う機会がある毎に、録音を欠かさなかった。本番が終わると、それを聴きながら猛反省・・・。いや、反省以前に、まず自分の声のヒドさに愕然としたものだ。
加えて、音痴・・・。リズムも、MCも最悪。聴くに耐えられなくて、そのまま死んでしまいたくなることもあった。
あまりに苦しくて、録音するのをやめた。
そうして数年が経った。久しぶりに見た自分のステージは、果たして、最悪から少しは成長しているようだ。
耳に慣れたせいか、自分の声が、以前ほど嫌じゃない。上手くやれた箇所、失敗した箇所、その時感じたそのままに映し出されていた。
「もっとマシなはず」と思っていたのは、努力が足りなかったころの幻想だったのが、今では良くわかる。
自分を客観視するのは、本当にコワい。でも、勇気を振り絞ったせいで、少しだけ、自分を好きになれた。