日々の出来事 〜Diary〜
#511 地デジライフ 2010年11月07日(日)00時54分
20年来、ずっと14インチのテレビだった。 14インチって、今の感覚だと分からない人が多いだろうナァ。画面がほぼA4サイズだと思っていい。 見るに見かねて、姉がデジタルテレビを買ってくれた。ついでにブルーレイレコーダーも。 野球もサッカーも興味がない。アナログ放送が終わらなければ、きっとずっと14インチのテレビを見続けていただろうが、いざフィギュアスケートのシーズンになると、これは姉に感謝するしかないでしょう。 表情や、細かいエッジの使い方まで、伝わってくるようで楽しい。若い選手もどんどん育っているようだ。フィギュア選手は、寿命が短くて大変だろうが、まったくのオーディエンスの立場から言わせてもらうと、これだからフィギュアは飽きないのだね。毎年移り行く選手たちを見ながら、自分だけが永遠に同じトコロに足踏みをしているような、奇妙な錯覚にとらわれる。 あと、デジタルテレビで感動したのは、美術モノ。絵の具の陰影さえもくっきり見えて、背筋がゾッとする。後の世の私たちに、こんなふうに詳細を見られるとは、巨匠たちも思っていなかっただろう。 今、もし彼らと話すことができたとしたらば、この現象を喜ぶだろうか。それとも、オノレの裸体をさらすよりも、恥ずかしく思うだろうか。 私は、後者に思えるのだが。
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