日々の出来事 〜Diary〜
#482 野菜高騰 2010年05月01日(土)11時49分
実は5月に入っても、ストーブを焚いている。我ながらクレイジーだと思うが、何かうすら寒い気がする。やっと衣替えをしたものの、タイツやブーツを履く日もある。毛布はまだ欠かせない。クレイジーなのは今年の寒さだ。 この影響で野菜は高騰。スーパーではひと握りの白菜が何百円もする。 頼りになるのは、長年宅配してもらっている有機野菜だ。 あぶら菜、からし菜、小松菜など葉モノ野菜は安定して届いている。湯がく時、油を少し加えると、アクが旨みとなって、いろいろな和え物に重宝する。 葉玉ねぎは、この時期だけのお楽しみ。ピンポン玉くらいの玉ねぎを早採りしたもので、大きく伸びた葉ごと食べられる。さっと茹でたもので作った「ぬた」は大の好物だ。ザクザク切って炒めたものを、味噌と砂糖で味付けすれば、ご飯のおかずにピッタリ。 ニンジンは小さいものの、葉がどっさりついている。ニンジン葉は苦味があるので、まずはかき揚げにする。残ったものはオリーブ油と醤油をまぶして蒸し煮にしておくと、茎までしっとりと柔らかくなる。酢味噌和えでも、ドレッシングでもOK。 この時期、葉モノ野菜も、ニンジン葉も、苦味で食べさせるような野菜が出回るようだ。この、アクというものが、冬から春へと体が変わっていくのを助けるのだろう。 先月は、生育不良ということで、ほんの15cmほどのふかふかのキャベツが入っていた。これは出荷用ではなく、畑にころがしておいたようなものだそうだ。葉の部分はほんの小さなもので、芯がほとんど。実はこの芯が美味しかった。茹でても炒めても、キャベツの苦味が強く感じられて、そういえば近頃のキャベツは味も素っ気もないナァと思い直したことである。 政府の方からも規格外の野菜を出荷するよう指導しているらしいが、そろそろ形がいいだけの野菜志向から脱却してもいい頃だと思う。
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