不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#437 残暑お見舞い申し上げます
2009年08月11日(火)23時48分
暑い。日中の暑さに耐え切れず、今日初めて冷房を入れた。
今まで「暖房」を指していたスイッチを切り替える。涼しい風が身に沁みる。有難い。
クーラーが普及したのはいつ頃だろうかと考える。生まれた時はなかったハズだ。クーラーが我が家に来たのは小学生の頃だろう。後に子供部屋にも水冷式冷房器具が設置されたような記憶がある(トシがわかるね)。
小学校には各教室にストーブがあったが、中・高はどうだったか記憶も定かではない。クーラーはなかった気がするナァ。暑さも寒さも当たり前のこと。暑いから夏休みがあって、寒いから冬休みがあった。今のように休みの間も冷暖房が完備された塾で勉強するのなら、夏休みなんかなくてもいいんじゃないかしらん。
もっとも、当時はこれほど暑くなかったね。
夕方には涼しい風が吹くし、夜は窓を開ければいい風が入った。隣の池から蛙の鳴き声がうるさいほど聞こえてくるなかで眠りについたものだった。
むしろ冬の寒さの方が厳しく、リビングではアラジンストーブを焚き、勉強する時には「電気スカート」なるものを使用した。電気毛布のスカート式といったところだ。寝る時は行火(あんか)が欠かせなかった。
アア、あんか。幼い記憶に、豆炭なるものがあったことを思い出す。電気あんかのない頃だ。ガス火で豆炭を熾す。これをあんかの中心のくぼみに鎮座させ、ガッチリとフタをかけて風呂敷などで幾重にも包む。あんか自体がかなりの高熱になるのを風呂敷で防ぐのだが、寝ているうちにほどけてくるのか、くるぶしに火傷がある人が多くいたような気がする。
暑い最中、いつのまにか暖房の話になってしまった。
スイッチひとつで瞬時に冷暖房がかなう。我々は今、魔法の国にいる。


当サイトへのリンクはご自由に
http://motokoclub.net/
藤原素子 Official Web Site リンクバナー