不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#434 引き出し?
2009年07月31日(金)14時33分
月末になってやっと時間が出来たので、たまっていた譜面書きを始める。
以前歌っていた歌を引っ張り出してみて、再び歌ってみるつもりだ。久しくホッタラカシにしていた曲とまた向き合ってみると、知らず知らず経っていた月日が思われる。
「へ〜、こんな歌だったんだねえ」という曲もあれば、「あの頃はこんなことを考えながら歌っていたなあ」という曲もある。「あのヒトのことをシンクロさせていた」という思いも蘇る。いずれにせよ新鮮だ。
「歌と共に生きる」なんてセリフは気持ちが悪いが、以前はわからなかったものが理解できたりするというのはやっぱり楽しい作業に違いない。
さて、キーである。
いろいろと探っているうちに、この度多くの歌のキーを変えた。上げた曲もあれば下げた曲もある。ここのところ自分の音域が変わってきたのを実感しているが、一様に下げる、あるいは上げると単純にいかないところが面白い。そんなわけで譜面を書き直している次第。
例えば1枚のアルバムを、聴ききれないことがある。どの曲を聴いても同じに思えてしまって飽きてしまうことがある。1曲1曲聴けば、大変上手に歌っているのだが、アルバム全体の構成が乏しいということもあるかもしれない。守備範囲が狭いということもあるかもしれない。いろいろな曲を歌いこなすには、音域の広さも必要なのだろうと思う。
コンサートでも、1人の歌手が歌って観客を飽きさせないというのは大変なことだ。
シャンソニエで1ステージに数曲ずつ歌うとか、ネット配信で1曲だけをダウンロードするとか、とかく音楽が簡易的に扱われる場面が多いなか、じっくり聴かせて飽きない名盤もあるわけで、やはり時代を超えるものには妥協がない。


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