日々の出来事 〜Diary〜
#425 東海道の旅2 2009年06月17日(水)01時55分
クレマチスの丘で夕方までのんびりした後、今夜の宿修善寺へ。ローカルバスに乗る間にも、素朴な中学生の姿がほほえましい。やっぱり田舎はいいなあ。 姉とつきない話をしながら就寝。 翌朝修禅寺へ参った後、由比へ向かう。言わずと知れた東海道五十三次の宿場町だ。 正直、江戸に興味がなかった頃は、宿場がどんなものかも知らなかった。街道がどういうものなのか、何処へ行く道なのか、何をしに行くのか、どれだけの人が行ったのか・・・ 江戸マニアとなってみると、宿場の見るもの聞くものひとつひとつが楽しくてしょうがない。当然町並みは整備されているものの、そこから何百年か前に想像を膨らませることができる。アア、困ったことだ。 ここでの目的のひとつが東海道広重美術館。歌川広重の五十三次が展示されている。姉となんだかんだ言いながらひとつひとつ見入っていくうちに、まるで本当に五十三次を歩いた気分になる。アア、ホントウニ困った。 折りしも読み始めたのが「真景累ケ淵」。大円朝作の怪談噺だ。落語マニアも極まった感がある。帰りの電車で読み進むうちに、それこそ「開眼」ということを実感する。いったいこの世の大切なことがナンなのか、わかったような一方でわからなくなってしまう。ドウニモコウニモ困ったことだ。 果たして現生に戻れるのか否か。楽しい旅は終わったが、また新たな深みへの旅は続きそうだ。
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