不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#414 ショッキングな出来事
2009年04月26日(日)13時26分
月に何度か山梨までレッスンへ行く。もう何年にもなるので通いなれた道中ではあるが、こんなことは初めて、という体験をした。
レッスンの後、帰りの高速バスに乗ったのが夕方。指定の窓際の席について本を読んでいると、出発してから10分ほどたった頃だった。突然「バーン!」という音がした、と思ったら、全身がガラスだらけになっていた。周囲にはガラスの破片がそこらじゅうに散らばっている。
車内には30人ほどが乗っていたと思われるが、すぐには事態を把握できないとみえて、悲鳴など上げる人もなかったようだ。私はというと、持った本の頁を閉めることも出来ず、とにかく席に座ったまま固まってしまった。
どうやら私の席の窓ガラスが何かの衝撃で割れたらしい。
隣の席の女の子が、「危ないから移動しましょう」と手をひいてくれて、やっと立ち上がったのが次のバス停に緊急停車した時。立ち上がると、体中からガラスがガラガラと落ちてくる。この時やっと、ケガはなかったかな?と気が付いたが、どこも切れている様子はないし、痛みもない。
近頃のガラスは割れてもケガのないような構造になっているらしい、とは話に聞いたことがあるが、なるほど5ミリほどの長方体に砕けている。
ともかく乗客全員、次のバスに乗り換えて新宿までたどり着いたものの、結局原因はわからなかった。投石なら投げた石が車内にあるはずだし、他の車が撥ねた石がぶつかった衝撃で窓が割れることは最近問題になっているが、割れたのは歩道側だった。
これが人為的なもの、たとえばテロなんかだったら大変なことだ。
去年亡くなった森岡まさ子さんが、ご主人が広島で被爆された時のことを語って、体中にささった何百というガラスの破片を、ピンセットで取ったという話を聴いたことがあるが、近頃はビルのガラスも砕け散らない工夫がしてあるのだろう。
そういえば、ダイ・ハードという映画でブルース・ウィルスが砕けた窓ガラスの上を素足で歩いて、ケガをしながらも勇敢に戦うシーンがあったが、今はあのようなことはないのだね。たしかナカトミビルという、日系の会社だった。古いビルではなく、ビル完成パーティの日だった。当時、アメリカ経済を席巻していた日本企業へのあてつけか?などと思うのは考えすぎか。
バスの運転手から連絡先を訊かれたが、その後連絡はない。わずか首に擦り傷が見つかったが、マスクをしていたので良かったとも言える。


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