日々の出来事 〜Diary〜
#374 私は蟻になりたい 2008年11月10日(月)01時39分
起こった出来事について、あまり良いとか悪いとか思わない方だと思う。 良いことがあって悪いことがある。それの繰り返しがあるだけで、たとえアンラッキーなことが続いたとしても、その原因を追究したりしない。そこを言及するのは自分への言い訳にしかならないと思う。ただ、起こったことを受け止めるのみである。 同じように、人の好き嫌いもない。 人はそれぞれ一生懸命生きていて、長所もあれば短所もある。その一部を見て、人を評価したりしない。「あの人のここはこうだ」と思うか、あるいはその環境を非難することがあっても、それが好きとか嫌いに繋がらない。第一、人を評価出来るほど私は立派な人間じゃない。人はみな仲良くできると信じているオメデタイ人間なんだろうと思う。 なので、私と異なる考えを持った人と出くわすと、本当に驚く。そして、それによって思わぬトラブルを招いたりすることがあると、心が潰れてしまう。 人間は、そんなに複雑なものを抱えて人と接しなければならないのか。 無邪気に人を信じることが、それほどダメなことなのか。 ・・・たぶん自分が間違っているのだと思う。きっと、世の中の人は私なんかが思いもよらない深い視野を持って、発言したり行動したりして、立派に生きているんだろう。 その立派な人に、単純でオメデタイ私が自分の主張を訴えたとしても、それが良いことに繋がらないだろう。その知恵くらいは、私も持ち合わせている。 やっぱり何も言わずに謝るだけである。 人の怒った顔を見たくない。人の顔色をうかがって生きたりしたくない。 にがい苦しい経験。いっそ自分が蟻で、足で踏み潰されてしまえたらと思う。
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