日々の出来事 〜Diary〜
#370 フラメンコ 2008年10月30日(木)03時17分
他用で電話をくれたフルートの領くんが、「明日フラメンコの舞台で演奏します」とのこと。 こんな機会はめったにない。せっかくなのでお誘いを受けて目黒パーシモンホールへ。 劇団によっては、タップダンスを必須科目にしているが、私はまったく接点がなかった。かえって先入観がないのが幸いしたかもしれない。 摂津の国の伝説を舞台化しているストーリー。セリフの代わりに、フラメンコと音楽で綴られていく。 踊りはもちろん、カンタ、ギター、演奏も素晴らしかった。 フラメンコのリズム溢れる音楽と、現代の音楽と、テンポと拍が次々と交錯しながら進んでいく時間を楽しみました。 劇団の研究生の頃、サボってばかりで落ちこぼれだったバレエのレッスンで、先生が言った言葉が蘇った。 曰く、「伸ばした腕のひとつひとつに意味がなくてはならないのよ」。 手を伸ばすことは誰にでも出来るだろう。 歌を歌うことも誰にでも出来る。 でもその中にある「何か」を、持っているか持っていないかは、ゼロと億ほど違うものだと思う。
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