日々の出来事 〜Diary〜
#364 倉敷で@ 2008年10月22日(水)23時42分
ふるさとコンサートのため、倉敷へ。 本番の3日も前に帰ったのはワケがあった。 母が企画した手織り体験のイベントが、岡山デジタルミュージアムで開催されているそうな。そこでミニファッションショーをやるので、司会をやってくれとのこと。 岡山で現代手織りの教室をいくつかやっている母だが、早島町の障害者福祉作業所の「つばさ工房」の方とのご縁でこのイベントが実現したそうだ。工房では、作業の中のひとつに手織りを取り入れているとのこと。 会場に入ると、素晴らしい織物の作品が会場を飾っている。「色を織る」という楽しさが溢れていて、工房の方の感性に圧倒されることしばし。 手織り体験の方を前に、歌と楽器の演奏を披露してくださった後、織った作品を着てミニファッションショー。練習を重ねた成果が花開いたひと時でした。つたない司会で申し訳ない。 「個性」とか「感性」とか、普段から何かと口にもするし聞きもする。 街を歩けば、誰もが同じメイクと洋服で、流行りのものを追いかけているだけ。考えることだって何かのウケウリ。そんな個性なんてウソっぱちのものだなあとシミジミ感じたことでした。本来は、人間ひとりひとりが違うものを持って生まれて来たはずなのに、「人と同化すること」を覚えさせられた私の方が不自然なのかもしれないナァ。 工房の方の歌を聴きながら、胸がいっぱいになりました。司会をしてなければ号泣していたかもしれません。素晴らしい体験でした。
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