日々の出来事 〜Diary〜
#353 ぬか漬け 2008年09月01日(月)02時32分
ぬか漬けを始めた。 実はぬか漬けには、少なからずコンプレックスを抱いていた。理由は以下の通り。 1、 過去に1,2度チャレンジしたことがあったが失敗に終わったこと。 2、 当時は家を空けることが多く、ぬか床の世話が出来なかったこと。 3、ぬか漬けを続けている仕事場の先輩が、自家製のぬか床について自慢し過ぎること。 4、その先輩のぬか漬けを、「しょっぱ過ぎる」と評する、別の先輩がいること。 5、そのせいで、神ガカッテいないと漬けられないと思い込んでしまったこと。 ・・・ぬか漬け以外の漬け物はいくらだってやる。 大根だってキュウリだってセロリだって、塩でもんだら漬け物だ。塩昆布などあれば、ざくに切ったキャベツをビニール袋に入れてもめばいい。柚子を刻み入れてもいい。シソがあれば万歳だ。 梅干しを作る年もある。らっきょうも漬けることがあるが、ぬか漬けのトラウマだけは強力だった。 そんな私が、「やってみようかな?」と思ったのは、なんでもなかった。 友達の家に遊びに行った際、ぬか漬けを出してくれたのだ。キュウリとニンジン。久しぶりに食べた家庭のぬか漬け。市販のものとも、料理屋のものとも違う、飾らない美味しさに感動したのだった。 その友達はさほど料理に情熱がある方ではない。お母さんがぬか床のキットを持って来てくれて以来、冷蔵庫で漬けたい時に漬けるとのこと。全くクッタクがない。 早速、水を混ぜるだけのぬか床の素を買ってきた。野菜クズなどで捨て漬けを何日か続けるうちに、ぬかの良い香りがしてきた。 いよいよ本漬け。 キュウリ、ナス、大根、ニンジン・・・新しい香りをまとって、それだけでとびきりのご馳走を食べているような贅沢な気分になる。 あれこれと考えず、失敗してもいいか、くらいの気楽さで始めたぬか漬け。かえってこんな方がうまくいくのかも知れないナァと、我と我が身を振り返ってみるこの頃である。
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