日々の出来事 〜Diary〜

#347 プチプチカミングアウト（その6）

2008年08月04日（月）00時25分

もう一つ、このような食生活になった原因がある。
落語が好きで、そこから発展して、江戸時代のいろいろな本を読むようになった。
それまではまったく見たことのなかった時代劇の人情もわかるようになった。江戸の粋や、そこから現代の東京の見方も変わってきた。
教育、治安、自治、小さな政府、税金、文化、上下水道、リサイクル・・・今日本が抱えている問題の答えが、江戸にあると思っている。
さて、食だ。
昔は生活しているその土地で採れたものを食べてきた。江戸では近在からの行商人もいて、地方よりもバラエティに富んだ食材はあっただろうが、それでも日常の食事といえば、米、みそ汁、漬け物だった。
たまに豆腐や納豆、魚などが付いたが、大きな商店の奉公人でも、魚が付くのは月に1度がせいぜいだった。
肉や様々な魚、輸入食品を食べるようになったのは、ごく近年の話で、それと同時にさまざまな現代病も増えてきた。日本人の体型も様変わりしただろうが、やはり欧米人と同じ食生活を送るのは負担だろうと思う。
せっかく四季があって、水も豊かな日本に生まれて、その恵みを摂取しないではもったいないと思う。