日々の出来事 〜Diary〜
#340 暑中の麺食い 2008年07月28日(月)02時07分
連日の猛暑。 雨も降りそうで降らない。 クーラーを極力ひかえたいので、家の中では手ぬぐいで汗を拭き拭き耐えている。最高気温が35度以下だと結構イケルものだ。ちょっと人には見せられないカッコで過ごしている。 こうなると食事も、冷たい麺などが多くなる。 冷やし中華、うどん、そば、そうめん、ひやむぎ・・・暑中のひと時、涼感を得られる本当に美味しいものだが、実は今年からやめたことがある。市販の「めんつゆ」を買うことだ。 ある時「めんつゆ」を切らして、自分で作ってみたのがきっかけだった。 作ってみたと言っても何のことはない。つけツユはダシと、醤油、みりんくらいのこと。かけツユならばダシと醤油、塩だけで全く上等だ。いや、確かに麺のつゆなど、以前は買うものではなかった。 プルーストの「失われた時を求めて」ではないが、子供の頃の母のうどんツユの味もが蘇るようだ。すっかり忘れていたが、私だってその都度作っていたものだ。 その味は、まったくシンプル、である。材料のとおりの味。初めは少しもの足りないと感じたが、そのうち慣れた、・・・というか、今では市販の「めんつゆ」の味に違和感を感じる。 さすがに暑い最中、いちいちツユを作るのは大変。ダシを使っては保存が出来ないので、「ツユの素」のようなものを作り置いて、その都度ダシで割ればいい。そのダシは「ほんだし」を使用(『貧すれど鈍せず〜昆布の佃煮』を参照いただきたい)すれば簡単だ。麺をゆでる湯を少しとって溶かせばいい。かけツユだってつけツユだって、味見をしながら薄めて好みの味になればメデタシメデタシ、である。 ついでに「ツユの素」の作り方を書いておく。 砂糖:1 みりん:2 しょう油:6 の割合で、まずみりんを煮立たせてから砂糖、しょう油を入れれば出来上がり。ペットボトルにでも入れて冷蔵庫へ入れて置けば一年だってもつ。 これはもちろん料理にだって使えるわけで、ナスだってピーマンだって素揚げにして漬けて冷やしておけば、麺類の食卓の1品となる。気分によって生姜をすりおろしたり、鷹の爪を加えたり、柚子こしょうを加えれば、夏中続いたって飽きないはずだ。
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