日々の出来事 〜Diary〜
#335 きまぐれ旅日記(1) 2008年07月22日(火)13時03分
連休を利用して関西へ。いつもの、思いつきのぶらぶら旅行である。 前回あまり眠れなかったので、今回は少しランクを上げて、フットレスト付3列ベンツシートという夜行バスにした。ラッキーなことに階段のすぐ上で、足が思う存分伸ばせる席。なんとなくウトウトしながら、それでも結構眠れたようだ。 天王寺に着いたのは朝8:30。友人と落ち合う夕方まで時間があるので、奈良へ向かう。 そう、目的は国宝法隆寺金堂展だ。 国宝の四天王像がメインのようだ。ガラスケース越しかと思いきや、手を触れてもいいくらいの展示。うへー。こんなんでいいの?事故が起きても知らないヨ。 ・・・などと思って近寄ってみると、飛鳥時代からずっと世間をと人類を見続けてきたと言わんばかりの迫力というか神々しさというか、触れようにも触れられない、人間界とは異なるバリアーのようなものを感じてしまった。 普段安置されている法隆寺の金堂には照明設備がなく、本当に薄暗いんだそうで、まさに「日の目を見る」貴重な機会というわけですな。 この後の時代の、筋骨隆隆いかつい形相の四天王像と違い、直立不動で睥睨するといった姿。それだけにフツフツと地の底から湧き上がるような知的さを感じた。 連休中で大混雑かと思いきや、会場は意外と整然とした雰囲気。午前の早い時間だったのが良かったのかな。 奈良駅から延々と歩く道のり。まだおみやげ屋もレストランも開店前で閑散としていて、これはこれでなかなかいい感じだった。 途中興福寺や奈良公園のシカに足を止めながら、久しぶりに清々と生き返った心地なのである。
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