不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#334 夏は来ぬ
2008年07月15日(火)01時31分
連日の夏日。梅雨が明ける前に、本格的に夏が始まったらしい。
こうなると、トマトやきゅうりも、ただそれだけで最高のご馳走だ。ピーマンなら、半割りにして素揚げにするがいい。ぐずぐずと調理するよりも、一瞬で出来上がる揚げ物は夏のスピード料理。ナスなら揚げても炒めても、塩もみでも、夏の毎日の食卓に欠かせないだろう。
冬にトマトなんてなくてもいい。夏なら体を冷やす野菜、冬なら温める野菜がある、四季のある国に生まれて良かったと思う。
クーラーなんてものがなかった時代を、「昔」と言っていいのかわからない。上京して何年かは、エアコンのないアパートに住んでいた。夏は夏らしく、皆が汗だくになって過ごすことが当たり前だった。快適さを求め続けた結果、東京はヒートアイランドと化し、ますますエアコンなしで過ごすことが難しくなった。
体を冷やす野菜を食べたり、縁台で涼をとったり、風鈴、よしず、うちわ、手ぬぐい、金魚鉢、蚊帳・・・ありとあらゆる知恵と想像力を捨て去り、エアコンのリモコンを押すだけのアタマの悪い人種になり下がってしまったことを、心から恥じる。
そんなわけで、去年はほとんどエアコンを使わず過ごした。夏に暑い思いをしたせいか、以前は年中ひいていた風邪を1年以上ひかずにいる。
肌が弱いので、汗を抑えるスプレーや日焼け止めの類のものは、使うと瞬時にカブレてしまう。それだけ成分が強いということなのだろう。そんなものを塗りたくるよりも、お風呂で使っているナイロンタワシを捨てることをオススメする。これを使わず手で体を洗うようになってから、長年悩んできた背中やお尻の吹出物が消えた。ヒジや踵の黒ずみも無くなった。
知恵の無くなった私たちがまずやるべきことは、世の中にあふれている「余計なモノ」を、「余計なモノ」と認識していくことだろう。


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