日々の出来事 〜Diary〜

#324 エコ

2008年06月14日（土）21時01分

世の中エコブームなようで何より。
いろんな企業がエコに取り組んでいるとのことで、やっとこんな時代になったかと思う頃。マイ箸を使っても奇異な目で見られなくなるし、消費一辺倒の資本主義から、モノを大事に使うようになっていくだろう。
・・・と思っていたが、近所へ買い物に行った時のこと。
食料品を買ってレジへ。ここは、CMでもエコに取り組んでいると盛んに宣伝しているスーパーだ。レジには、『買い物袋不要』と書かれた札が用意されている。これをカゴに入れておけば、わざわざ「袋は要りません」と言う必要がないので便利。
と、レジのオバチャンは、その札を取って会計。その後、なんとフツーにビニール袋をカゴヘ入れるではないか！思わず「だから要らないってば！」と言ってしまった。
実際、油断するとこんなことがよくあるのが現実だ。うかうかしていると余計な包装をされてしまう。数件買い物をすると、あちらではビニール袋、こちらでは紙袋と持たされて、帰宅する頃には中身よりも包装の方が多かったりもする。要らないもの＝ゴミ。フツーに暮らしているだけで、私たちはゴミを持たされてしまうのだ。
これからの季節、一番の敵は電車の冷房。
JRの、「私たちはエコに取り組んでいます」と言うCMを見て、思わず笑ってしまった。
先日乗った山手線は北極。薄着をしていたのを後悔した。最近は移動する時、新幹線より専ら飛行機を選ぶ。何時間も冷房にさらされる新幹線は恐怖以外の何ものでもない。
エコ云々と言うなら、まず過剰な冷房をやめて欲しい。女性専用車両があるのなら、冷房のない車両があってもいいはずだ。
今でもサンダルを履く気になれず、真冬と同じハイソックスにブーツを履いて出かけている。エコエコと呪文をとなえるのもいいが、もっと物事の本質を見極めなければどうにも変わっていかないだろう。