日々の出来事 〜Diary〜

#319 木畑亭のこと

2008年05月24日（土）00時54分

外食することがほとんどないのだが、いつも行きたいナァと思っている店はある。
それが、昨日ライブをさせていただいた奥沢の木畑亭だ。
いつ訪れてもお店に温かい空気が流れている。
歌っていると、特にその空気を感じることが出来るような気がする。お客さんの顔が、何とも和やかなのがわかって、こちらも伝えたいことを安心して出していいんだな、と思ってしまう。
終演後はお客さまと同じ食事を出していただけるのも楽しみのひとつ。
いつもいろいろ珍しい食材を使う木畑シェフ。今回のヒットは「アスパラガスソバージュ」！
私は初めて食べました〜。そういえば先日帰省した時、フランス語を習い始めた母から、ソバージュというのは、「野性的」という意味だと聞いたばかりだった。これが第一の皿の魚介類に3本添えられた姿は、まったく良かった。まるで緑のツクシ！カワイイ〜（写真はネットショップから）
第二の皿の牛も鴨も素晴らしい。添えられたアワビ茸の歯ざわりも素敵。デザートのタルトはナッツの香ばしさと様々なフルーツの味が一口ごとに楽しめて、辛党の私が感嘆の声をあげた程だ。
創作料理や家庭料理の店が増えてきて、「う〜ん、家でいつも作ってる・・・」と思う料理を出す店も多い。外食をしなくなった理由のひとつだ。
そんな私が、木畑亭のような店で食事をすると、外食もいいなあと思う。この味は絶対家庭では作れないもんね。ランチは1300円〜。ディナーはアラカルトでもコースでも本当にリーズナブル。行く価値あり！ですよ。
ここでのライブでは、つい『ロレットの店で』を歌ってしまいます。マダム・木畑のお人柄が、私の描いたロレットそのものなんです。
デートの機会などあったら行こうと常日頃から思っているのですが、なかなか機会がなくてまったくサミシイ限り。食事くらい付き合ってくれても、バチあたらないよ？