日々の出来事 〜Diary〜
#296 帰りました〜 2008年03月01日(土)23時44分
ラオスから帰国。 アジア旅行も7年目となると旅慣れてきた感がある。毎回何かハプニングがあったものだが、今回は実に優秀に旅を終えた。もっともこれは、以前はハプニングだったことが、ごくフツーのことに感じられてきたせいかも知れない。
世界遺産であるルアンパバーン。観光地だと聞いていたのだが、見て回る箇所が多いわけではない。いくつかのワットと、町を一望できる山、メコンの上流にある洞窟、ラオラーオ(焼酎)を作る村の見学、ナイトマーケット・・・。ガイドブックでは2、3ページ分といったところか。 そんな観光ではない魅力があることが、訪れてみてわかった。 マーケットで働く女性。市場で料理する人、トゥクトゥクで働く人・・・他のアジアの町と変わらない光景ではあるのだが、気候が比較的涼しいせいか、都市化されていないせいか、のんびりとしている。男性もよく働く。 そして彼らの気質はごく穏やからしく、食堂のおばさんもカフェのボーイも、マーケットの売り子も、はにかんだような話し方で慎ましい。
特筆すべきは、本当にたくさんの子供がいることだ。マーケットでは、お母さんが赤ちゃんにお乳を飲ませている。その間をちょろちょろと裸足で走っている子供たち。町中いたるところにある学校。そこに送り迎えに来ている親達を昼にも午後にも見かけた。 大人と子供のバランスが日本とは明らかに違う。日本は本当に子供が少ないんだナァ。
共産主義国でもあり、様々な歴史を背負ってはいるのだろうが、ひと言で言うと、いわゆる「スローライフ」そのものの生活がここにはある。朝の托鉢の光景も見せてもらった。ひたひたと日々を歩む日常こそが、この町の魅力なんだろう。
ただし、訪れる方はご注意を。 世界遺産ゆえにエレベーターがなく、すべて階段。観光地の石段を昇り降りした挙句のホテルの階段はキツイ。1時間300円ほどの極上マッサージをうけても、足がパンパンに腫れ上がってしまった。経由地のバンコクの空港では、ゲートまでの果てしない距離を何往復か歩く。もう来年の東京マラソンに出走できそうだ。
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