日々の出来事 〜Diary〜

#252 小言です

2007年09月10日（月）01時26分

「腓」って読めますか？
正解は「こむら」。そう、腓返りと言えば、ふくらはぎが攣（つ）って夜中目が覚めるあれ。雑談をしていて、ふと疑問に思って電子辞書で調べた最近の漢字ネタだ。ついでに言うと「ふくらはぎ」は「脹脛」と書く。
最近やたらと漢字のクイズ番組があるけど、自分の知識の希薄さにショックを受けることが多い。始めは余裕で出演者をバカにしていても、だんだんと焦って終いにはお手上げになる。
「最近の若者は」などと言うのもナンだが、言葉の使い方がやたらと気になるのは昔から。セリフで「ら抜き」なんかあると直して、演出家に嫌われたものだ。
今一番気になるのは、「〜してみたいと思います」というフレーズ。
テレビではこのフレーズの連発だ。レポーターが宿に入る前に「入ってみたいと思います」。料理を前にして「食べてみたいと思います」、「着てみたいと思います」「聞いてみたいと思います」・・・
歌い手までも、曲の紹介などした後、歌う前に「歌ってみたいと思います」。
単純に「歌います」でいいんじゃないかな。
ステージのMC話のついでに言うと、「○○○（曲のタイトル）をお届けします」と言うのも気になる。観客にとっては、頼んだわけではないのに何となく押し付けられたようで釈然としない。歌がお客さんの心に届くかどうかで四苦八苦している私にとっては、そんな高慢なことは恐れ多くて言えない。
しかし、だ。つい間違い言葉が口から出てしまうということもあるので、ヘタなことを書いてると自分の首を絞めることになってしまうから、言葉というものはオソロシイ。近頃は、「文章は災いの元」なのだ。