日々の出来事 〜Diary〜

#250 パパのこと

2007年09月03日（月）00時50分

なかなか日記を更新できなかった。
忙しい他に、もう一つ理由があった。日記を書くと、どうしても触れることになると思われる出来事があって、これが落ち着くまでパソコンに向かう気持ちになれなかった。
それは父の手術のことだ。
7月の検診で、大動脈瘤が見つかった。大きさは5cm以上になっており、なるべく早く手術をとのことだった。
結論から言えば、一回目の手術は無事終わり、先日帰省した時には多少痩せた他は元気で、もう普通に生活して晩酌もしている姿を見てホッと安心、といったところ。
今まで両親ともに元気でトシを感じさせず、また実に仲が良いのが本当に有難いことだと思ってはいたが、いざ手術となると、たぶん本人よりも私のほうがショックを感じていたのではないかと思うほど、いろいろな事を考えさせられたことだった。
親はずっといるものだと、つい思っていた自分の愚かさもある。自分と同じように体力も気力もあるものだという誤解もある。風来坊の私のことなど、もう心配なんかしていないという思い込みだって間違っているかもしれない。
もう一つ心臓近くに動脈瘤が残っているので、11月くらいにもう一度手術を受けるそうだ。父は、「死ぬなら寝たきりなどにならずひと息に死にたい」という願望があるようだが、私が父の手が不必要になるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。