日々の出来事 〜Diary〜

#245 斉藤夕希さんのこと

2007年07月30日（月）00時52分

斉藤夕希さんのライブへ行く。
シャンソン歌手の夕希さんのお名前は以前から聞いていたのだが、やっとお目にかかれたのは今年4月のこと。名刺交換をさせていただいた時は、色白で清楚な印象の方。
今日はシャンソン歌手が日本のポップスを歌うというお題で、夕希さん他、高山まさこさん、あみさんでの3人のライブ。
シャンソンの枠を超えてのハートフルな雰囲気で楽しめた。懐かしい曲もたくさんあったが、単なるコピーでないところに、ノスタルジーだけのライブとは一線を画した感があった。
さて夕希さんだが・・・きっと以前お会いした時の印象のまま、つつましやかにキレイな声で歌うのかと思ったら、見事に期待を裏切ってくれた。
低音のパンチもきいてるし（こう言う言い方も古いですネ）、ノリも気持ちがイイ。彼女の中の骨太な部分を感じて嬉しくなっちゃったわけで、やっぱりシャンソンだって、いいかげん半世紀前の世界から抜け出さなくちゃ化石になっちまう。懐の深さにもうなり、今度は是非シャンソンのライブにも足を運びたいと思う。
あらためてお客さんの立場で見ると、ステージで何が見たいかっていうと、その歌い手の｢本当のところ｣なんだナァ。繕ったものはすぐに見破ってしまうし、歌に限らずMCにもその人すべてが表れる。つくづくコワイとも思うが、そこがまた楽しいところで、生まれも育ちも生活も、まるまるハダカにされてもいいやと思うロックな魂無しでは、シャンソンは歌えないと認識したことであった。