日々の出来事 〜Diary〜

#238 放浪癖

2007年07月01日（日）23時02分

ライブまであと２日。
日曜日で仕事もバイトも休みなので、配布用の印刷物を作ったりしながら部屋で過ごす。
レパートリーの練習もするものの、あまり声を使い過ぎてもいけない。
夕方になって曇ってきた。風も涼しくなってきたので自転車でぷらっと出かける。
私の家は多摩川が近く、自転車で10分もかからないのだが、多摩川まで行くのは本当に久しぶりだ。河川敷は大変な人で、野球をする少年、ジョギングをする人、犬の散歩をする人、それぞれに日曜の午後を思い思いに楽しんでいるようだ。海からの風が通ってくるせいか、空気が心地いい。
一時期、朝散歩をしていたことがあった。夜が明けきらないくらいの時間に起きて1時間ほどの散歩をして、また寝る。
もともと私は健脚で、1時間くらい歩いても疲れたりしないのだが、問題は別のところにあった。大通りは空気が悪いので、横道や住宅街を歩くわけだが、どんどん歩いていくうちに迷子になってしまう。道はまっすぐではないので方向感覚がだんだんわからなくなる。
大きな道や線路を目印にして大事には至らなかったものの、迷子という不安な状況に冷や汗が出たものだ。万一の時に備えて、タクシー代くらいは持って出かける知恵も出来た。
自転車でも調子に乗って川沿いをどんどん走る。もうこのままどこまでも走っていけそうだ。いつも電車で見る人々の疲れた姿はなく、体を動かして元気そうな人の姿。休日というものを、他の人はこうして過ごしているわけか。
あたりまえのことに何となく感動してしまった夕方となった。