日々の出来事 〜Diary〜
#236 旬の味 2007年06月30日(土)03時08分
無農薬の野菜と卵を宅配してもらうようになってから10年近くなる。 その時々の旬の野菜が梱包されてくるわけで、私の唯一の贅沢だ。贅沢と言っても、スーパーに行けばそれだけ無駄なものも買うことになるのだし、かえって経済なのかも知れない。 今日届いた野菜は、トマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ、ピーマン、メークイン、葉付きの小さなニンジンなど。いよいよ夏が来たと実感する。 ここのピーマンは種もワタも食べられる。半分に切って素揚げにする。ついでにナスとズッキーニも素揚げにして、そうめんと食べれば夏到来だ。揚げた野菜が余れば醤油と酢などで漬けて冷蔵庫に入れておく。暑さを吹きとばすひんやりメニューで翌日ご飯もすすむ。 考えてみたら、冬の間中、本当にキュウリもナスも食べなかった。ピーマンも、生のトマトも久しぶり。揚げ物だって、冬は天ぷらが美味しいと思ったが、暑いと素揚げに変わる。体ってうまく出来てるんだナァと思う。 外食をすることもある。たまにスーパーで野菜を買うこともあるが、冬にキュウリを食べる気にはならない。四季豊かなはずのこの国で、年中同じ野菜がスーパーに並んでいるという不思議に、もうそろそろ気付いていいと思う。 サイボーグ野菜と輸入野菜を摂取した結果、人は残虐になったり冷酷になったりするのかもしれない。「旬」を実感出来ない世代が増えていくことに恐怖を覚えるこの頃である。
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