日々の出来事 〜Diary〜
#232 中村善郎さん 2007年06月18日(月)00時03分
三鷹へライブを聴きに出かけて行く。 私の伴奏をしてくれているフルートの坂上領くんが出る。数々のライブスケジュールをこなしている領くんが、「このボーカルの人オススメです」と言うので楽しみにしていた。 中村善郎さんというその人は、たぶん初めて会ったはずなのに、どこかで見たことのあるような人。メジャーでのお仕事もなさっているので、何かでお見かけしたことがあったのだろう。 ボサノバは、それ程熱心に聴いたことがなかった。巷で流れている音に耳を傾けることはあるし、伴奏メンバーの関係でライブに行ったこともあったが、恥ずかしながら「耳あたりのいい音楽」くらいの、フツーのイメージしかなかった。 ステージが始まったとたん、空気の流れが変わる。とつとつと歌う心地よいトーンの声、刻まれるギターのリズム、泣きたいようなメロディー。全てが素晴らしく、どんどん彼の音楽の世界に引き込まれていく。2拍3連の美しさにため息。ポルトガル語の魅力にうなる。そのセンスに脱帽。いや〜絶賛です。 フルートの領くんと二人だけのライブだったが、静かな中にもいろんな音が聴こえてきて、久しぶりに「音・楽」を堪能した夜となった。 領くんも「巨匠と一緒で緊張します」と言ってたけど、素晴らしかった。良い環境での音は一段と冴えていました。そんな人に伴奏してもらえる幸せを噛みしめた日でもありました。
|
■今日 □表示中
|