日々の出来事 〜Diary〜
#208 聖域 2007年03月11日(日)23時59分
後援会の会報制作中。 会報もお蔭様で6号を数えることになった。初めは業者に依頼していたのだが、あまりにコストがかかりすぎるので、段々と自給自足になってきた。 レイアウトは郷里の知人に格安で頼む。印刷はコピー。さらに今回は、カラーコピーもやめて白黒のコピーで作ってみることに。我ながら涙ぐましい思いつきである。 さて、このコピーについてのことだ。 普通コンビニなどではありえないが、私が知っている店では手差しも両面コピーも自由にさせてもらえる。この度後援会会報もそこで両面コピーをしようと出かけて行った。順調にコピーをしていると途中で止まった。用紙切れだ。 お店の人に訊ねると、そのオジサンは店中用紙を探し出した。言い忘れたが、店と言ってもここは主にハンコや表札を扱っている専門店で、コピーについては、機械があるので希望があれば使ってもらう程度の店。おまけにお店の人は先月から入ったとのことで、店番はそのオジサンひとり。 さんざん探したあげく、答えは「ない」とのこと。隣接して文房具屋のテナントがあるので「隣で買ってくれ」と頼んだら、「そんなお金はない」との返事だ。この辺りでだんだん楽しくなってきた私は、「それなら私が買えばいいのか」と訊ねると、「手差しもいいのだからOKだ」とのこと。 用紙くらいは安いものだろうと早速隣の店に行くと、「A3用紙は扱っていない」とのこと。こうなったら扱っている店に行くまでだ。ところが、地上の文具屋さんは土曜で休み。交番で訊いても「この近辺にはない」と言う。 結局電車に乗って主要駅まで行くが、ちょっとした高級文房具店しかなく、コピー用紙を買うのにもひどくお金と時間がかかってしまった。 さて、コピーの再会だ。今度こそ・・・と思って作業を続けていたら、また止まってしまった。今度はトナー交換のエラーだ。お店の人に訊ねると、案の定「ない」とのこと。これから発注するので、3、4日後になるという返事。 もうこの時点であまりにバカバカしくなった私は、出来上がった枚数だけであきらめることにしたのだが、ここは東京山手線の駅なのだ。これだけありとあらゆるものが揃っている現代で、コピー用紙、トナーひとつがなくて四苦八苦した1日に、まったくあきれるやら情けなくなるやらで、もう笑うしかなかった。 ちなみに店舗その他の固有名詞については伏せることにするが、先方の名誉のため、というよりも、私が隠しておきたいからだ。これほど物質社会を逸脱して営業しているというこの店を、誰にも侵されたくないからだ。
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