不定期更新!?藤原素子の日記帳です。

日々の出来事 〜Diary〜

#165 上空サプライ!
2006年09月22日(金)00時32分
美輪明宏さんの音楽会に行く。
賛否は様々な美輪さん。私の周りでも意見が分かれる。
ずいぶん前になるが、美輪さんのコンサートに行って号泣したことがある。今のようなキャラクターが確立される前だったと思う。愛と恋の違いについて語りながら歌う歌が胸に響いてきて、涙が止まらなかった。
今回はシンガーソングライター時代の歌も歌って、やっぱり「ヨイトマケの唄」では泣いてしまったが、正直「歳をとった」感は否めない。一曲歌うと息があがる。肩でブレスをする。長い公演の半ば過ぎだ。疲れも出る頃だろう。
それでも二部のシャンソンではさすがの年季だ。意外にスタンダードや、地味な曲もあって、「やはりここに行き着くわけか」などと感心。
ところが終演後、帰る道々他の人の話が聞こえてきた。シャンソンの中で知ってる曲は全然なかったとのこと。かろうじて『愛の讃歌』のみ聞いたことがあるようなないような?見ると、ティーンエイジャーでもない。むしろ私に近い世代の人たちだ。普通に暮らしていたら、『恋心』も知らないのか・・・。ソーカソーカと、むしろそちらの方が衝撃であった。
何と言われようと、ひと月近くのチケットが即日完売のシャンソン歌手は他にいまい。
どんなキャラクターが認知されようとも、「シャンソン歌手」であり続ける美輪さんに、やはり圧倒された舞台だった。

余談だが、ロビーに溢れている花束は不気味だった。
どれもこれも枯れ果ててホラーさながらだ。初日から2週間以上たてば当然だが、気を効かせて時差をつけて贈るくらいの気が効いた事務所のひとつくらいないのかと思う。
政治家や国と同じく、ゲーノーカイも血が通っていないということか。


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