日々の出来事 〜Diary〜
#158 ウオーター! 2006年08月25日(金)00時37分
残暑厳しいなか、妻籠と馬籠に行ってきた。 目当てはもちろん、昔の風情を残す宿場の佇まいだ。 落語から始まったマイブームは、江戸文化から池波正太郎、藤枝梅安にまで至ってしまった。 一生に一度は行きたい伊勢参り、はたまた京・大阪までの道のり・・・。そんな江戸庶民に思いを馳せつつ、日本橋ならぬ新宿を発つ。昼食をとりながら5時間ほどで到着。 昔は移動手段は歩くしかなかった。朝まだ暗いうちに発って、陽が傾く前には宿に入ってひと風呂浴びているくらいがちょうどいい。夜など歩けないし、灯油も高い。一日といってもいくらも歩けなかったろう。最低でも1、2ヶ月はかかるバカンス。途中で山賊もいる。水杯を交わして出立した者もいたそうだ。 実際行ってみると、なるほど木曽の山々だ。日暮れはいちだんと早い。宿場の有難味はひとしおだったろう。以前奈良井宿にも行ったことがあるが、宿場それぞれに趣きがある。「見える」ものよりも、「想像」や「空想」にウエイトをおいた、楽しい小旅行となった。 江戸のことを知るにつれて、街道や時代のことが具体的になってきたような気がする。現代の東京の地理感も、江戸を基点に考えると何だか簡単だ。 教科書の字面が、やっと生き生きと浮き上がってきたような感動もある。学生時代、地理も歴史もからきしダメだった私には、ヘレンケラー並みの感動だ。まだまだ江戸ブームは続く。
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