日々の出来事 〜Diary〜

#153 アフリカ・リミックス

2006年08月03日（木）15時48分

六本木ヒルズの森美術館に行く。京都のコンサートでお世話になった杉原さんのお誘い。
「アフリカ・リミックス」という催しで、アフリカの作家を集めた現代アートが多数。他の美術館だと、このスペースと規模は再現できなかったろうな。同時にアフリカと言う大陸の広さを感じた。日本のチマチマしたアートとは、土壌が根本的に違うんだろう。
何の予備知識もなかったのだが、単純に楽しめた。でも、アフリカの歴史や近代史を知っていたらもっと理解できたのに・・・歴史にも地理にも弱い私はいつもそこでつまずく。大変残念なことである。アパルトヘイトとか、難民とか植民地とか、本当に遠いものだと感じている自分を思い知らされたことだった。
アメリカが北朝鮮について動きが鈍いのは、同じ理由なのも確かだと思う。遠いのだ。距離にしても人種にしても遠いのだ。いくらブッシュが同情しようが対岸の火事で、テポドンだってアメリカまでは飛んでこないと思っているのだ。
日本は島国だが、考えてみるとアメリカだって島国で、大陸をひとつの国にしてしまうなんて強引な発想は、他の国には出来んだろう。その強引さがアフリカでどんなことになっているかを垣間見たような気がした。