日々の出来事 〜Diary〜

#142 生みの楽しみ

2006年06月28日（水）02時10分

遅ればせながら、やっと『ムーラン・ルージュ！』を観た。もう5年前の映画かあ。
先日『赤い風車』を観て（こちらは50年前の映画）、なんとなく古き良きパリを想う心境。
京都では藤田嗣治展を見た。その後、フジタの生涯を書いた「パリからの恋文」を読んでいるうちに、15年前に古本屋で買った「モンパルナスのキキ」という、フジタも登場する自伝が本棚にあったのを思い出し、再び読み返す。
いやまて。フジタが出てくる本なら、去年ゴミ捨て場で拾った（！）木内克という彫刻家の言葉を集めた本もあった。

・・・「モンマルトルの丘」というシャンソンを歌っているが、なにかが足りないような気がしていた。思えば10年前に覚えて以来苦しんでいる歌だ。
ここのところ、いろいろなことがつながっていって、やっと自分なりに歌の絵が描けてきたような気がする。一曲の歌を歌うためには、そのくらいの材料と歳月を費やしてもいいのかもしれない。