日々の出来事 〜Diary〜
#120 I LOVE カツジ! 2006年03月15日(水)03時14分
ライブが終わってひと段落。ライブ前は禁読書を課しているので、やっと心置きなく本が読める。と思ったら、手元には手頃な本がなかった。仕方がないので本棚の奥の、昔読んだ本でも読み返してみるか。 手にとって驚いた。活字のなんと小さいこと!確かにもう20年以上前のものもあるが、今の活字の大きさと比べると4分の1ほどではないだろうか。そういえば、新聞の字も大きくなってから久しい。 目をシバシバさせながらとりあえず読み進んでいくうちに、なんとも不思議ななつかしい気持ちになった。字が小さいゆえに一行が長く、文節の区切りも現代のそれより明らかに違う。1ページの密度も濃い。「ページをめくる」っていうのは、こんな心地よい快感だったか・・・。 小さい小さい字。目を凝らす故に、すぐに本の世界に集中してゆく。いわゆる「三昧に入る」というヤツだ。そういえば昔の読書って確かにこんな感じだった。 読み易い文字、読み易い文章、そんなものから文学なんて生まれっこない。本を出版すれば作家と名乗れるような現代で、文学を志す人の苦労が偲ばれる出来事だった。
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