日々の出来事 〜Diary〜

#76 俎上の鯉

2005年09月04日（日）11時26分

倉敷のコンサートまであと1週間となった。もういくらあがいても急に歌がうまくなるわけじゃないので、覚悟を決める。「俎上の鯉」というわけだ。
こうなると、何か他のことをやって気を紛らわせたりする。やたらと大掃除をしたり、台所を磨いたり。あるいは凝った煮込み料理を夜中から作り出したりして、オボツカないことハナハダしい。
そういえば、本当に真夏の暑い日は台所に立つのもおっくうになった日もあったが、ここのところ朝晩は少し涼しくなってきたせいか、煮込んだ料理なんかが急に恋しくなる。
江戸時代の暦は不定時法で作られていたので、1刻の長さも季節によって相当違ったらしい。この感覚、現代人にはわからないだろうなあ。
日の出日の入りが生活の基盤となっている頃は、旬ということにももっと敏感だったに違いない。今夜はさんまの味噌煮にしようかな。